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メモ

青木(2014)pp.110-111

青木昌彦,2014,『青木昌彦の経済学入門――制度論の地平を拡げる』 . 第2章「制度分析の考え方」 青木 社会科学では、これまで制度についてはいろいろな対立がありました。法実証主義やメカニズム・デザイン論が追求しているように意識的に設計されうるもの…

羽田・苅谷(2017)「世界と大学。」

羽田正・苅谷剛彦,2017,「世界と大学。」『淡青』34: 3-7. 羽田 大学の話に戻しますと、日本語での教育をきちんとやると同時に、日本語の知の体系をどのように英語にして教え、理解させるかという点も重要です。東大がこれをうまくできれば、他大にはない…

Giddens(1984=2015)pp.19-20

Giddens, Anthony. 1984. The Constitution of Society: Outline of the Theory of Structuration. Cambridge: Polity Press.(=2015,門田健一訳『社会の構成』勁草書房.) 機能主義が社会科学において大きな重要性を持ち続けてきたのは,それが理論化の…

青木(2014)pp.63-64,65

青木昌彦,2014,『青木昌彦の経済学入門――制度論の地平を拡げる』 . 第2章「制度分析の考え方」 私はゲームの理論家ではなくて、ゲームの理論を使う立場にあります。そういう比較制度分析の立場からいえば、均衡が多数存在するということは困ったことでは…

Rosenbaum (2001) Beyond College for All: Career Paths for the Forgotten Half

Rosenbaum, James E. 2001. Beyond College for All: Career Paths for the Forgotten Half. New York: Russell Sage Foundation. James Rosenbaumの90年代の論文の知見をまとめて、理論的・政策的な示唆が論じられている本です。先日に引き受けた論文の査読…

指数分布の性質

たまには、TeXの練習をしましょう。 確率変数が次の確率密度関数を持つ指数分布に従うものとする。 。 (i) を示せ。 (ii) 任意のに対して,を示せ。また,の中央値を求めよ。 [2013年RSS/JSS試験(Higher Certificate)] (i) である。 であるから,いまと…

コールマンによる経済学の問題点(Swedberg 1998=2004)

Swedberg, Richard. 1998. Max Weber and the Idea of Economic Sociology. Princeton, NJ: Princeton University Press.(=2004,泉田渉・柳沢幸治訳『マックス・ウェーバー――経済と社会』文化書房博文社.) ウェーバー流の取り組み方と現在の社会学が概…

コールマンによるデュルケームの捉え方についてのメモ

先輩から質問をいただいた関係で、ちょっとだけ調べたことをメモ書きしておきます。コールマンが『社会理論の基礎』において、デュルケームに言及している箇所はいくつかあるのですが(ちなみに邦訳だと索引が不十分)、特に「第10章 効果的な規範に対する需…

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 7. “Structural Functionalism, Systems Theory, and Conflict Theory.” pp.237-277.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill.

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 6. "“A Historical Sketch of Sociological Theory: The Later Years." pp.189-236.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill.

バーナード・マンデヴィル『蜂の寓話―私悪すなわち公益』

それゆえ不平はやめよ。馬鹿者だけが 偉大な蜂の巣を正直な巣にしようとする。 世の中の便益を享受し 戦争で名をあげながら、 ひどい悪徳もなく安楽に暮らそうなどは 頭脳にのみ巣くうむなしいユートピアだ。 欺瞞や奢侈や自負はなければならず そうしてこそ…

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 5. "Georg Simmel". pp.158-187.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill.

Morgan and Winship (2007) Chapter 6 "Identification in the Absence of a Complete Model of Causal Exposure"

Morgan, Stephen L. and Christopher Winship. 2007. Counterfactuals and Causal Inference: Methods and Principles for Social Research. New York: Cambridge University Press. 数年前に1度通読していますが、あらためて読んで勉強することが多いという…

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 4. "Max Weber". pp.112-57.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill.

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 3. "Emile Durkheim". pp.92-111.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill.

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 3. "Emile Durkheim". pp.84-91.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill. 社会分業論(The Division of Labor in Society) ・『社会分業論』(1893年)は、社会学の最初の古典と呼ばれる。デュルケームはこの著作の中で、個人と社会の近…

Ritzer and Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. Chapter 3. "Emile Durkheim". pp.76-84.

Ritzer, George and Jeff Stepnisky. 2013. Sociological Theory 9th Edition. McGraw-Hill. 勉強会用に作った資料ですが、こちらにもアップロードしてゆきます。 導入(Introduction) ・デュルケームの研究には、主に2つのテーマがある。第一に、個人に対…

ハワード・S・ベッカー(小川芳範訳)『ベッカー先生の論文教室』第6章「リスク」

同僚を信頼するとはなんとむずかしいことなのでしょう。下手すれば嘲笑の的になるかもしれない。ええそうでしょう。でも問題はそれだけにとどまりません。これまで手がけたどんなちっぽけな仕事さえも、わたしがどんな社会学者(そして、どんな人物)である…

ハワード・S・ベッカー(小川芳範訳)『ベッカー先生の論文教室』第1章「大学院生のための基礎英語」

因果言明を使うことができない、あるいは、使いたがらない、というのが社会学者の文章をまずいものにする二つめの理由だ。デイヴィッド・ヒュームの『人間知性研究』以降、事象間の因果的結びつきを立証したと主張するのは神経を要する。今日、因果について…

エミール・デュルケーム(古野清人訳)『宗教生活の原初形態(上)』「序論 探求の対象」

われわれの判断の根本にはいくつかの基本的概念があって、あらゆる知的生活を支配している。それはアリストテレス以来悟性の範疇と呼んでいるもの、すなわち時間・空間・類・数・原因・実態・人格性などである。それらは事物のもっとも普遍的な特性に相応す…

センサリングの問題は生存分析を用いることの最も重要な理由ではない

Mario Cleves et al. (2010) An Introduction to Survival Analysis Using Stata, Third Editionのp.2より。 Perhaps, if you were already familiar with survival analysis, when asked, "why not linear regression?" you offered the excuse of right-ce…

宮川雅巳『統計的因果推論――回帰分析の新しい枠組み』6章

【定理6.4】バックドア基準を満たす共変量の選択基準 因果ダイアグラムにおいて,への矢線をもち,かつ途中に合流点のないとの道の途中にとがあり,それぞれについてバックドア基準を満たすとする.このときがとを有向分離するならば,からへの総合効果の最…

宮川雅巳『統計的因果推論――回帰分析の新しい枠組み』4-6章

Pearl本よりも,明らかにこちらを先に読むべきでした.すごくわかりやすく書かれています(しかし扱っている内容は高度なので難しい).バックドア基準はそれが正しいという仮定をもちろん置くのですが,「強い意味での無視可能性」のチェック条件を一般的に…

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』第11章 練習問題

2. もしが(に関する)線形系の解でがを満たすスカラーならば,行列はの解であることを示せ. 条件より,すべてのに対して,が成り立つ. の場合,.の値にかかわらず成り立つので,の時も上式は成り立つ.よって,はの解となっている. の場合,.より,で…

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』第10章 練習問題

3. 任意の対象冪等行列に対して,行列が直交行列であることを示せ. となることを示せばよい.また,対称行列の性質であるおよび,冪等行列の性質であるを用いる. であり,成り立つ. はてなブログのTeX記法だときれいに表示されますね.

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』第9章 練習問題

3. をでない行列,を最大列階数の行列,をを満たす最大行階数の行列,をの左逆行列,をの右逆行列とする.(a) 行列が行列の一般逆行列であり,行列が行列の一般逆行列であることを示せ. 題意より,,である. また, である.よって成り立つ.

Judea Pearl(黒木学訳)『統計的因果推論―モデル・推論・推測』第3章「因果ダイアグラムと因果効果の識別可能条件」

3.7.3 「強い意味での無視可能性」の解明 潜在反応アプローチのパラダイムを扱っている研究者は,「バイアスが0である」や「交絡がない」といった条件を表現するために,「強い意味での無視可能性」(Rosenbaum and Rubin 1983)とよばれる独立性を好んで使っ…

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』第8章 練習問題

1. を行列とする.(a)もしが右逆行列をもつならばであり,(b)もしが左逆行列をもつならばであることを示せ. 補助定理8.1.1より,行列は,rank()=のときかつそのときに限って右逆行列をもつ.このとき,もし n">であると仮定すると,補助定理4.4.3より,任意…

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』第5章 練習問題

1. 任意の×行列と,×行列と,×行列に対して, であることを示せ. 証明を自分で書かないと上達しないことはわかっているのですが,今までさぼってきました.少しずつ練習しましょう.ただし解答はついていないので,とんでもないことを書く可能性があります…

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』はじめに

統計のための行列代数 上作者: D. A.ハーヴィル出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2012/04/05メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 本書は行列代数についての伝統的な本と異なる多くの特徴をもっている.それ…

線形と線型

統計関係の資料を作っていて、「線形」と「線型」、そういえばどちらが正しいのかが気になって、ちゃんと調べてみようと思い立ちました。駒場の数学IIで指定された教科書が、齋藤正彦『線型代数入門』(自分には「入門」とはとても思えない内容でしたが)だ…

社会学者の労働研究に対するブレイヴァマンの批判

私がここで言いたいことは、だれかが二次資料を用いるとまちがいをおかすかもしれないとか、話の筋道がとおらなくなるかもしれないとか、あるいはズクをみたことがないのではないかとか、そういうことではない。問題点は、社会学者たちが、ほとんど例外なし…

Appropriation

Appropriation (economics) - Wikipedia Libertarian and other property-rights-oriented ideologies define appropriation as requiring the “mixing” of the would-be owner’s labor with the land claimed. A prime example of such mixing is farming, …

野村正實「1980年代における日本の労働研究」

総合図書館の地下書庫はなぜあんなに落ち着くのだろうか。 野村正實,1992,「1980年代における日本の労働研究――小池和男氏の諸説の批判的研究」『日本労働研究雑誌』396,3-21. 「この事例は、生産性格差を論じるためには、設計技術、生産技術、専門工の技…

When Zombies Win

NYTimesのKrugmanの記事とはこれか。http://www.nytimes.com/2010/12/20/opinion/20krugman.html When historians look back at 2008-10, what will puzzle them most, I believe, is the strange triumph of failed ideas. Free-market fundamentalists hav…

JILPT報告書「アメリカの新しい労働組織とそのネットワーク」

http://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/0144.htmOstermanの訳書もAmazonでポチりました。 ニューディール型労使関係システムとは、およそつぎのような社会システムと考えておこう。中核にあるのは、労働組合の強固な組織が存在すること、労働組合と使…

ジョン・R・サール『行為と合理性』

なかなか読み進まない。 面白いが、これを専門でやろうとはとても思えない。やはり自分には哲学は向いていない。 「合理性の理論に期待すべきことについて、知的な人びとが二つの誤りを犯し続けていることに私は気づいた。私はここで最初にそれらの誤解を払…

世界史:欧米近代社会の確立

「世界の歴史」編集委員会編『もういちど読む山川世界史』、第6章「欧米近代社会の確立」([145-79])。 センター地理受験のため、世界史の知識は乏しい。特に近代の知識のなさは、社会科学の古典を読む時につらく感じる。 ちなみに高校では東京書籍の世界史教…

ロールズの『正義論』についてのメモ

研究会で読んだGünther Schmidの論文で、ロールズの正義論に関する部分が、自分の中でやや曖昧だったので、メモ。 第一原理各人は、平等な基本的諸自由の最も広範な全システムに対する対等な権利を保持すべきである。ただし最も広範な全システムといっても〔…

A proof of the law of iterated expectations for continuous variables

Angrist and Pischke(2009) Mostly Harmless Econometricsの[31-2]。 A proof of the law of iterated expectations for continuously distributed with joint density , where is the conditional distribution of given and and are the marginal densitie…

Participation in formal and/or non-formal education across OECD countries

昨日の研究会の論文でparticipation rates in formal and non-formal continuing education and trainingという統計が少し気になっていた。Education at a Glance2011で言うと、下記のindicatorを使っているもよう。 http://www.oecd.org/dataoecd/61/30/486…

Fitting Multilevel Models When Predictors and Group Effects Correlate

コロンビア大学のAndrew Gelman教授のブログを、少し前からしばしば読んでいる。今日読んだのは下記の記事。 http://andrewgelman.com/2012/04/fixed-effects-and-identification/ この記事で紹介されている論文を読んでみたが面白かった。 http://www.stat.…

Raudenbush and Bryk, Hierarchical Linear Modelsの3章[3.66]式 は、がフルランクで逆行列を持つときには、[3.56]式になるという。なんとなくはわかったが、ちょっと行列の復習をしないと。 mathTeXの表示はわりときれいだな。はてなのTeX記法 と比べると圧…

11/16までに古本を出す。 5月は雨だったので結構売れ残ったが、今回はどうだろうか。

FEでtime-stationaryな変数とのinteractionを入れると、between R^2の値が極端に低くなる。REだとこうした現象は起きなかった。

日本の高等教育システムの、欧米諸国のそれとの決定的な構造上の違いは、巨大な私学セクターの存在にある。周知のようにヨーロッパ諸国には事実上、私学セクターはなく、アメリカでも在学者全体の30%弱をしめるにすぎない。在学者の80%近くを私学セクターが…

multiple imputationを行う際、mi estimateコマンド後にfitstatコマンドは使えない。 各種の適合度の指標を出したい時には手計算するしかない?

近代社会においてなぜ自殺が反道徳的かに関するデュルケームの記述

人格というものは、かれらの目に、神聖なもの、とくに神聖不可侵なものと映るようになった。たしかに、都市国家の体制のもとでも、個人は、すでに未開民族におけるようなかげのうすい存在ではなかった。当時から、個人には社会的価値が認められていた。しか…

多段抽出を行う際、副次抽出よりも確率比例抽出の方が精度が高くなると教科書には書いているが、この理由がよく分からない。調べてもなかなか見つからない。 単に地点の数と1地点あたりの標本数で精度が決まるわけではないのか? 副次抽出だと1地点あたりの…

教育支出の公財政負担割合

2007年における教育支出の公財政負担割合。出所はOECDのEducation at a Glance。日本は、3歳時以上の就学前教育で43.8%(オーストラリアの40.5%に次いでOECD各国で下から2番目)。高等教育で32.5%(チリの14.4%、韓国の20.7%、アメリカの31.6%に次いでOECD各国…