メモ

D.A.ハーヴィル(伊理正夫訳)『統計のための行列代数 上』はじめに

統計のための行列代数 上作者: D. A.ハーヴィル出版社/メーカー: 丸善出版発売日: 2012/04/05メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 本書は行列代数についての伝統的な本と異なる多くの特徴をもっている.それ…

線形と線型

統計関係の資料を作っていて、「線形」と「線型」、そういえばどちらが正しいのかが気になって、ちゃんと調べてみようと思い立ちました。駒場の数学IIで指定された教科書が、齋藤正彦『線型代数入門』(自分には「入門」とはとても思えない内容でしたが)だ…

社会学者の労働研究に対するブレイヴァマンの批判

私がここで言いたいことは、だれかが二次資料を用いるとまちがいをおかすかもしれないとか、話の筋道がとおらなくなるかもしれないとか、あるいはズクをみたことがないのではないかとか、そういうことではない。問題点は、社会学者たちが、ほとんど例外なし…

Appropriation

Appropriation (economics) - Wikipedia Libertarian and other property-rights-oriented ideologies define appropriation as requiring the “mixing” of the would-be owner’s labor with the land claimed. A prime example of such mixing is farming, …

野村正實「1980年代における日本の労働研究」

総合図書館の地下書庫はなぜあんなに落ち着くのだろうか。 野村正實,1992,「1980年代における日本の労働研究――小池和男氏の諸説の批判的研究」『日本労働研究雑誌』396,3-21. 「この事例は、生産性格差を論じるためには、設計技術、生産技術、専門工の技…

When Zombies Win

NYTimesのKrugmanの記事とはこれか。http://www.nytimes.com/2010/12/20/opinion/20krugman.html When historians look back at 2008-10, what will puzzle them most, I believe, is the strange triumph of failed ideas. Free-market fundamentalists hav…

JILPT報告書「アメリカの新しい労働組織とそのネットワーク」

http://www.jil.go.jp/institute/reports/2012/0144.htmOstermanの訳書もAmazonでポチりました。 ニューディール型労使関係システムとは、およそつぎのような社会システムと考えておこう。中核にあるのは、労働組合の強固な組織が存在すること、労働組合と使…

ジョン・R・サール『行為と合理性』

なかなか読み進まない。 面白いが、これを専門でやろうとはとても思えない。やはり自分には哲学は向いていない。 「合理性の理論に期待すべきことについて、知的な人びとが二つの誤りを犯し続けていることに私は気づいた。私はここで最初にそれらの誤解を払…

世界史:欧米近代社会の確立

「世界の歴史」編集委員会編『もういちど読む山川世界史』、第6章「欧米近代社会の確立」([145-79])。 センター地理受験のため、世界史の知識は乏しい。特に近代の知識のなさは、社会科学の古典を読む時につらく感じる。 ちなみに高校では東京書籍の世界史教…

ロールズの『正義論』についてのメモ

研究会で読んだGünther Schmidの論文で、ロールズの正義論に関する部分が、自分の中でやや曖昧だったので、メモ。 第一原理各人は、平等な基本的諸自由の最も広範な全システムに対する対等な権利を保持すべきである。ただし最も広範な全システムといっても〔…

A proof of the law of iterated expectations for continuous variables

Angrist and Pischke(2009) Mostly Harmless Econometricsの[31-2]。 A proof of the law of iterated expectations for continuously distributed with joint density , where is the conditional distribution of given and and are the marginal densitie…

Participation in formal and/or non-formal education across OECD countries

昨日の研究会の論文でparticipation rates in formal and non-formal continuing education and trainingという統計が少し気になっていた。Education at a Glance2011で言うと、下記のindicatorを使っているもよう。 http://www.oecd.org/dataoecd/61/30/486…

Fitting Multilevel Models When Predictors and Group Effects Correlate

コロンビア大学のAndrew Gelman教授のブログを、少し前からしばしば読んでいる。今日読んだのは下記の記事。 http://andrewgelman.com/2012/04/fixed-effects-and-identification/ この記事で紹介されている論文を読んでみたが面白かった。 http://www.stat.…

Raudenbush and Bryk, Hierarchical Linear Modelsの3章[3.66]式 は、がフルランクで逆行列を持つときには、[3.56]式になるという。なんとなくはわかったが、ちょっと行列の復習をしないと。 mathTeXの表示はわりときれいだな。はてなのTeX記法 と比べると圧…

11/16までに古本を出す。 5月は雨だったので結構売れ残ったが、今回はどうだろうか。

FEでtime-stationaryな変数とのinteractionを入れると、between R^2の値が極端に低くなる。REだとこうした現象は起きなかった。

日本の高等教育システムの、欧米諸国のそれとの決定的な構造上の違いは、巨大な私学セクターの存在にある。周知のようにヨーロッパ諸国には事実上、私学セクターはなく、アメリカでも在学者全体の30%弱をしめるにすぎない。在学者の80%近くを私学セクターが…

multiple imputationを行う際、mi estimateコマンド後にfitstatコマンドは使えない。 各種の適合度の指標を出したい時には手計算するしかない?

近代社会においてなぜ自殺が反道徳的かに関するデュルケームの記述

人格というものは、かれらの目に、神聖なもの、とくに神聖不可侵なものと映るようになった。たしかに、都市国家の体制のもとでも、個人は、すでに未開民族におけるようなかげのうすい存在ではなかった。当時から、個人には社会的価値が認められていた。しか…

多段抽出を行う際、副次抽出よりも確率比例抽出の方が精度が高くなると教科書には書いているが、この理由がよく分からない。調べてもなかなか見つからない。 単に地点の数と1地点あたりの標本数で精度が決まるわけではないのか? 副次抽出だと1地点あたりの…

教育支出の公財政負担割合

2007年における教育支出の公財政負担割合。出所はOECDのEducation at a Glance。日本は、3歳時以上の就学前教育で43.8%(オーストラリアの40.5%に次いでOECD各国で下から2番目)。高等教育で32.5%(チリの14.4%、韓国の20.7%、アメリカの31.6%に次いでOECD各国…

ここ数日の作業のためにあたった文献。 ■林知己夫編,2002,『社会調査ハンドブック』朝倉書店. ■稲葉太一, 2002,「全国調査での層化2段抽出法における最適な地点数割り当て法――JGSS-2000の地点数割り当ての評価」『日本版 General Social Surveys 研究論…

韓国におけるメリトクラシー

昨日のゼミで聞いた話がちょっと面白いと思ったのでメモ。韓国の大学入試制度の話。ソウル大学法学部の入学者は毎年の全国統一入学試験で首席から300位ぐらいまでの席次を取った者のみに占め続けられており、またソウル大学の最も合格ラインの低い学科と、2,…

大卒就職と「第一世代」

両親が高校卒業後の教育歴を持たず、自身は高等教育に進学した人々を、高等教育論では「第一世代 First-Generation」と言う。アメリカにおける実証研究によれば、第一世代の学生は、そうでない学生よりもGPAの成績が低い、中退率が高い、就労しながらパート…