西洋哲学史―古代から中世へ


西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)

哲学史をテクストに即して外観してゆくという感じの本。
「普通の哲学史の本は抽象的すぎる」という問題意識の基に書かれたらしいが、この本も十分抽象的だと思った。

それは自分の能力不足のせいかもしれないが、構成はしっかりしていると思った。哲学の始まりから、それに続く哲学者の思考がどのように連なっていったか、存在というテーマを中心に書かれている。