『害虫』
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2006/11/23
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2002年公開、監督は塩田明彦。
宮崎あおいは無口な役をやってもうまいと実感した。
主人公は13歳の少女。リストカット癖のある母親と二人で暮らしており、学校には行っておらず、近くの港やボロ小屋で無職の若者やホームレスのおじさんと過ごす毎日。途中、友人の働きかけによって学校に再び通い始めるも結局なじめず、最後は小学校時代の教師に逢いにゆき…というもの。
タイトルの『害虫』について作品内で明示されている箇所はない。監督曰く「サチ子こそが害虫であり、ゴジラである」という意味でつけたらしい。
家庭からも学校からも包摂されないと同時に、はからずも周囲の人々を狂わせてゆく主人公。そんなテーマが描かれている。
自分としてはすごく面白いと思ったんだけど、ネットでの評判はあまり良くないみたい。確かに説明不足で不親切なところはあるけどさ。