盛山和夫『社会調査法入門』

社会調査法入門 (有斐閣ブックス)

社会調査法入門 (有斐閣ブックス)

社会調査の方法について、量的調査の手順を中心に、質的調査にどのようなカテゴリーがあるか、調査倫理、社会統計学の基礎など多岐に渡る内容が載っている。

網羅性が高く、初心者が陥りやすい勘違いについて丁寧に触れられていてよい本だと思う。
ただ調査の手順などは、ある程度実際に経験を積んでいないと、イメージがつきづらい。おそらく1年前に読んだら全然頭に入らなかっただろう。

そういう意味では、「本当の」入門書ではない。この手の教科書にありがちなことだとは思うけれど。