矢沢あい『NANA』(13)-(20)
- 作者: 矢沢あい
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/09/12
- メディア: コミック
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サークルの先輩からお借りして読了。
少女漫画は独特の文法を持っているので、読みづらく感じる。例えば、吹き出しの外にある小さいセリフを読み落とすと展開が分からなくなることがあるし、この作品はナレーション的に誰かのセリフが挿入されることがあるので、注意深く読まないといけない。
内容についてはうまいこと書ける自信がないので形式について言うと、各巻の最初が、数年後の話から始まるのが面白いと思った。
これによって、今後どのように物語が展開してゆくかがある程度は予想ができてしまうのだが、それによって読み進めるのがつまらなくなるかというとそうでもなく、逆に読者に色々と想像させて楽しませる形になっているのかな、と思う。
要は、結論はこんな風になるので、これからのプロセスを想像しつつ楽しんでねという感じ。
しかし、1巻の頃から膨大な数の伏線的なセリフが出てきているのだが、全部消化しきれるのだろうか。