『彼女の名はサビーヌ』

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UPLINK Xにて。フランスの女優サンドリーヌ・ボネールが、自閉症の妹サビーヌを主人公に撮ったドキュメンタリー。

冒頭で美しいサビーヌの姿が映し出されるのだが、次の瞬間には太って生気を失った姿に変わり、何とも衝撃的な始まり方をする。

5年間の精神科病院生活の中で薬を投与され、家族から切り離されてしまった結果、そのような姿になってしまったのだという。

自閉症に関する理解とケアはフランスでもそんなに進んでいないようで、その実態を報告することがこの映画の目的の1つらしい。


主人公であるサビーヌよりも、姉のサンドリーヌの方が印象的だった。献身的なケアを続けつつも、最後の方で愚痴が出てくるなど、家族だけで支えられるものでもないよなあ、ということを少し思った。