『愛を読む人』

ケイト・ウィンスレットが主演しているということで、結構大きく宣伝されていたように思うが、あまり一般受けするストーリーではないなあ。

作品の中で1950年代〜1990年代まで時代が推移し、3つくらいに大きく分けられるのだが、それぞれがあまりうまくかみ合っていない感じがした。特に最後のあたりは解釈が難しい。刑務所に送られてくるテープで、主人公の男のことを想い続けていたのが、いざ釈放されて一緒に生活を送るのは耐えられなかったということ?

ナチスユダヤ人虐殺の問題とかが入ってきて、色々と考えさせられる内容ではあるのだけれど。台詞が少ないわりに場面の移り変わりがが多く、行間を読む力の要る作品だった。

あと素朴な疑問として、舞台はドイツなのに、どうして会話も文章も英語だったんだろう。