遠山顕『1日6分英会話』

1日6分英会話

1日6分英会話

ここ数日、髪を乾かしながら、3〜4回音読終了。


つくづく思うのは、英語で話した経験が絶対的に少ないせいで、英会話学習に費やす時間:身につく英会話の知識、のレヴァレッジが小さいということだ。
まあ、気長にやるしかない。


ところで、サークルの先輩である、ぴろさん(いつの間にか取得資格が200個を超えていた)が書いている、「TOEICのスコアがいくら高くても、英語力の証明にはならない」という言説に注目した記事が興味深かった。

http://sroad.blog45.fc2.com/blog-entry-833.html


なるほど、確かに簿記や漢検では同様のことは言われない。

ぴろさんはTOEICがスコア形式の試験であることに、その原因を求めている。
が、自分としてはTOEICがビジネスの場面で求められることが多いということと、かつ日本において受験英語=役に立たない英語というカテゴリーが強く人々の意識に存在していることが関係しているのではないかと思う。

本の学校においては6年間以上英語が教育されるわけだが、それが実社会で「役に立たない」という批判がずっとなされてきた。それによって、役に立つ英語/役に立たない英語というカテゴリーが浸透している。ゆえに、受験英語=役に立たない英語ではない、「(真の)英語力」なるものが存在すると暗黙のうちに考えられている。

そして、メジャーな資格であるTOEICで高いスコアを持っていても、必ずしも仕事の場面で高いパフォーマンスを上げられない人がいる。すると、人々は上記のカテゴリーに基づき、TOEICのスコアは「役に立たない」、すなわち英語力の証明ではないものとして認識するのではないか。