山田久『デフレ反転の成長戦略―「値下げ・賃下げの罠」からどう脱却するか』
- 作者: 山田久
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 単行本
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マクロ経済学的な分析はあまり読んだことがないので難しい。
「職種主義」たるドイツの賃金決定方式についての記述を読んでいて思ったこと。まず、制度化された職種別労働市場において、労働組合と経営者団体において「協約賃金」が最低基準として決められ、次に個別事業所において各事業所の従業員代表と使用者の間で事業所協定を結んで個別職務の賃金が定められるとされている。では、同一職務における生産性の違いはどう評価しているのだろうか。例えば、専門職では同一職務でも生産性にかなり幅があるはず。