「社会階層と健康」シンポジウム

参加してきた。
http://mental.m.u-tokyo.ac.jp/sdh/archives/teireisym.html


医学系の専門用語は分からないものの、分析の際の選択バイアスやattritionの問題についての関心は似たような感じだという印象を受けた。
ただ、社会階層が健康に与えるという時の理論については、かなり課題があると思った。


所得格差の大きい社会では、ストレスが高く、自立神経やホルモンの働きが慢性的に乱される
→免疫機能の低下、血圧・血糖値の亢進が起きる
というような神経生物学的な説明は因果的には正しいのかもしれないが、それで社会科学の理論が発展するのか(「社会階層」をよりよく理解できるのか)どうかというと、よく分からない。