森重湧太(2016)『一生使える見やすい資料のデザイン入門』
アカデミックな場の発表だと、説明文が多くなるので必ずしも参考になる知識ばかりではありませんでしたが、それでも勉強になりました。そもそも今まで、発表資料を見栄えよく作るという意識があまり働いていなかったように思います。おそらく、内容がよければデザインはそれほど重要ではないとか、自分にはデザインのセンスはないという割り切りがどこかに強くあったのでしょう。最低限にしかいじったことのないスライドマスターの機能を、いろいろと試すことになりました。
- 行間や段落前後の余白を調節する
- パワーポイントのデフォルトになっている箇条書きを多用しすぎない
- 単語の途中で行が変わると読みづらくなるので、調節する
- 日本語フォントは「メイリオ」、欧文フォントは「Segoe UI」が読みやすい
- 太字や下線で強調したい箇所を目立たせる
- 色は多くの種類を用いすぎず、統一感を持たせる
この辺りは学会発表でも有用でしょうか。授業の資料だと、図や写真、インフォーマルな表現が増えるので、もっと活用できそうな点が多そうです。