苅谷剛彦ほか『脱「中央」の選択―地域から教育課題を立ち上げる』

脱「中央」の選択 地域から教育課題を立ち上げる (岩波ブックレット662)

脱「中央」の選択 地域から教育課題を立ち上げる (岩波ブックレット662)

鹿児島県教育委員会を題材に、地方分権の取り組みを検証した本。
地方分権の先駆けというよりも、文部科学省の「新学力観」がいかに現場で骨抜きにされたかを明らかにしていると思う。

最後の方でフィードバックという単語が出ていたけれど、このような取り組みを文部科学省が実態として受け止めて政策を考え直す段になって、地方分権が進んでいると言えるのかな。