太田聰一,橘木俊詔『労働経済学入門』

労働経済学入門

労働経済学入門

小池和男『仕事の経済学』がなかなか読み進まないので、代わりにこちらを。有斐閣の教科書・入門書は読みやすい。2004年に出されていることからか、若者・女性・高齢者の労働についてそれぞれ1章割かれていて、興味を持って読めた。

経済学はやはり人々の効用をもとに考えるのだなあという印象。これはこれで面白いのだが、社会学とはパースペクティブが違う。何というか、ありきたりな表現しかできないが、個人を超えた「社会」なり、「社会的」な行為を想定するところが違うのだろうね、きっと。