ロナルド・ドーア『働くということ―グローバル化と労働の新しい意味』

およそ半世紀の間にわたる、産業構成、労働倫理、労使関係、所得分配の変化、およびグローバリゼーションなどについての考察。

そろそろベーシック・インカムの話も勉強しようかと思った。失業給付や生活保護は、一部の不正受給による全体へのバッシングがあるし、また収入調査が伴うので、受給者が二級市民と見なされる尊厳の問題などがある。なので、基礎所得による社会扶助はもしかしたらあり得るかもしれない、という感じのことが書かれていた。

無意識のうちに自分はワーク・フェアの考えに引きずられる傾向があると思うので、上のような議論も抑えておきたい。