2009年12月第2週

■今週は、1月にまた出張が入ったのでその計画と、大学院のゼミでいくつか発表があったのと、バイトの穴埋めと、でやばいくらい自分の研究をやっていない。今日からがんばらないと。

■今週のゼミで、「労働問題に対する社会学の強みは、大規模な社会調査以外に何があるのか」、というようなことが話題に上がっていた。議論する時間はなかったのだが、自分は、竹内洋日本のメリトクラシー』で言われている日本型の企業内選抜の話が一番初めに頭に浮かんだ。ところでH田先生は、『東大教師が新入生にすすめる本2』の中で、この竹内本を「すでに古典」と言い切っているが、昇進構造の研究ってその後ちゃんとやられていないのではなかろうかと思った。

社会学のゼミ(他研究科)に出て発表したところ、「なぜ教育社会学はそんなに教育への信奉が強いのか」と指摘されて、結構ショックを受けた。というのも、教育社会学とは教育学とは異なり、当為ではなく事実を重視するというのが教科書的に言われていることだから。でも、社会学の人から見たらものすごく教育大好きに見えるらしい。「たぶん、近年政策志向が強まっていて、特にそう見えるのかもしれません」というようなことを返答しておいたのだが、自分のところにいるだけでは全くそういったことは見えなかった。もちろんいささか反論したいことはあったのだが、自分の見識不足、特に社会階層論を全然勉強していないことを反省した。

■某バイトのシフト、年末年始は4月同様に組み替えが多く、さらに最近アクシデントもいささかあって苦労する。その分、担当としては腕の見せ所ではあるのだけれども。