『レオニー』

http://www.leoniethemovie.com/

少し前だけれども、東京国際映画祭にて。


まさに激動の人生、という内容だった。
これまでほとんど注目されていなかった人物について、日米両国の歴史も含めてよく調べられている。


ところどころ、監督の思想が前面に出すぎだと感じられるシーンがあったのが少し気に入らなかった。特に津田梅子が2回目に出てくるあたりは、もう少しimplicitに表現されたらよかったと思う。一人の人物の人生を2時間ちょっとでまとめているわけなので、監督の思想が出てくるのは当然ではあるけれども。
その点、序盤におけるレオニーの友人(キャサリン)宅のシーンで、メイドが黒人であったのは、時代背景をさりげなく表現しているのだと感じられてよかった。