2011年9月19日

高校の友人に会った。
彼の研究(無理数の性質)についての話を聞いた。こちらは実に初歩的な質問しかできないのだが、彼はいつも丁寧に答えてくれる。

地元の話もした。彼の実家は地震対策をかなりしていたらしく、揺れ自体にはあまり驚かなかったとのこと。
またこの前、母校で高校一年生に対して教育実習をしてきたと言っていた。実数の連続性に関連する疑問を投げ掛けてきたすごい生徒がいたらしい。


他にキャリアの展望についてなど。
数学科というのは潰しがききにくく、かつ研究能力や研究成果の優秀さが客観的に見えやすいという意味で、熾烈な分野だと思った。自分はまだまだぬるま湯かもしれない。



やはり抽象度の高い学問に打ち込めるモチベーションとは、「分からないから、やる」というものなのだろうか。
そういえば、「ヘーゲルは何を言っているか意味不明だから、自分はヘーゲルの研究をするのだ」と言っている友人もいるなあ。


何にせよ、異分野でがんばっている人の話を聞くと、実に刺激されるものである。