2012年6月17日

MLBナショナルズヤンキースの試合の中継をやっていた。

ナショナルズブライス・ハーパーというすごい新人がいるという記事を見たのを覚えていたので、そのまま見ていたら、昨日も4打数2安打で、また守備でもライトフライからの返球で魅せていた。


これまでの成績↓
http://mlb.mlb.com/team/player.jsp?player_id=547180
OPSで.893を記録している。なおイチローのいるマリナーズのどの選手のOPSよりも高いもよう。



エピソードもすごい。
http://blog.livedoor.jp/goredsox/archives/807409.html
http://blog.livedoor.jp/goredsox-baseballnumbers/archives/50705217.html

天才ぶりは幼いときから知られ、9歳のときには、すでに、「雇われ選手」として、全米各地の大会に出場するようになっていた(最近、米国では少年野球がビジネス化、名門チームが戦績を上げて名を売るために、「大会」ごとに優秀選手を金で雇う行為が常態化している)。

母親のシェリが今でも覚えているのは、ハーパーが12歳のときに出場したある大会のことである。息子は、大会が行われたアラバマからの電話で「まあまあの成績だった」と言ってきたが、その後、コーチから、「まあまあ」の中身が「12打数12安打・11本塁打だった」と知らされたのである。「息子は天才」とはっきり認識するようになったのは、その瞬間だったという。

 ハーパーのすごさを示す証左の一つとして、まず、彼がここまでした、たった一つの盗塁を例に上げよう。盗塁をしたのは、5月6日の対フィリーズ戦。この試合、3番に座ったハーパーは、フィリーズ先発、コール・ハメルスから、第1打席の初球を背中にドスンとぶつけられて、一塁に出塁した。

 ぶつけてきたハメルスに対して、ハーパーは盗塁で「制裁」を加えたのだが、その盗塁がただの盗塁ではなかった。次打者のヒットで二死一・三塁となった後、ハメルスが一塁に牽制球を投じた隙に、三塁から本塁を陥れたのである。そう、ここまで、ハーパーがしたただ一つの盗塁は「本盗」だったのである(ちなみに、試合後、ハメルスは故意の死球だったことを認めて、5試合出場停止処分を受けたが、新人に対してぶつけなければいけない必要を感じるほどハーパーの能力を高く評価していたのである)。


故意死球の仕返しに本盗を決めるとか、めっちゃかっこいい。