Jacob and Weiss(2011)

Jacob, Marita and Felix Weiss, 2011, "Class Origin and Young Adults' Re-enrollment," Research in Social Stratification and Mobility, 29(4): 415-26.

○出身階級と再就学(労働市場へ出てからの大学への入学)の関係についての相対的リスク回避仮説の検証。


○データはNLSY79、Cox比例ハザードモデルにより再就学のハザード率を推定。


○階級カテゴリーはEGP分類を4つに大きくまとめたものを使用(I,II,IVa→Service class, IIIa,IVbc,V→Intermediate, IIIb,VI→Working class, VIIa/b→Routine working class)


○サービス階級出身者ほど再就学する傾向があるが、相対的リスク回避仮説が予測するところとは異なり、親と同等以上の階級に到達したかどうかは影響していない。影響しているのは、テストで測られたabilityまたはperformanceである。


○つまり、Boudonの言うところの一次効果のみが観察された。