Hollister(2004)


Hollister, Matissa N., 2004, "Does Firm Size Matter Anymore?: The New Economy and Firm Size Wage Effects," American Sociological Review, 69(5): 659-76.

CPSの1998-2003年データから、企業規模が賃金に与える影響の減少のトレンド(この間に約3分の1の減少)を検証している。


そもそもなぜ企業規模が大きいほど賃金が高いのかというところから議論し、能力によるsorting、労働組合の組織率の低下、製造業の減少などの対立仮説を丁寧に検討している。それらは企業規模と賃金の関係をある程度説明できているものの、なぜ減少のトレンドが見られるのかが説明できないとのこと。最終的に、内部労働市場の減少が企業規模が賃金に与える影響の減少要因だと結論づけている。