LibriVox

 

 仕事以外の本をもっと読みたい思っているのですが、ふだんずっとパソコンの画面に向かっているせいか、目が疲れて小説などを読む気が起きないという時がしばしばあります。

 「目が疲れているなら、耳を使えばよいのでは?」と、オーディオブックの導入をふと思いつきました。そういえば、大学受験の勉強をしていた頃は、疲れたら英語のリスニングで耳からのインプットに切り替えるということをしていましたね。

 ちょっと調べてみたところ、LibriVoxという著作権が切れた作品を朗読して無料で公開しているサービスを見つけました。これのAndroid版アプリをスマホに入れて聴いています。お気に入り機能やダウンロードしてのオフライン利用など、なかなか機能も充実しており使いやすいです。日本語作品は少なく、だいたいは英語ですが、10,000以上の作品が公開されているようです。

 先日はジョージ・オーウェルの『1984』を聴き終わり、今はドストエフスキーの『罪と罰』と、アリストテレスの『政治学』の英訳版を聴いています。自分の英語レベルだと、大量の英文を集中力を切らさずに聴いて理解するという面に課題を感じているので、ドストエフスキー作品の登場人物が繰り広げる長大なセリフ(文庫本で10ページ以上も一人でしゃべり続けるようなシーンもある)を聴くのは、なかなかの訓練になります。