Clear Eyes Contact Lens Relief Soothing Drops

 

Clear Eyes Contact Lens Relief Soothing Drops, 0.5 fl oz (15 ml) by Clear Eyes

Clear Eyes Contact Lens Relief Soothing Drops, 0.5 fl oz (15 ml) by Clear Eyes

 

 

 手持ちの目薬が切れそうだったので、Walgreensにて購入しました。コンタクトレンズ着用中に使えそうなのが、ぱっと見でこれしかなかったのでとりあえずこれに。パッケージにはソフト用と書いてあったのですが、大丈夫でしょうか。大丈夫だと信じます。

 保存液もハード用はあまり見かけないんですよねえ。Amazonで探す方がよいのかもしれません。

 

 

García (2013) "Implementation of a Double-hurdle Model"

García, Bruno. 2013. "Implementation of a Double-hurdle Model." Stata Journal 13(4): 776-94.

 

  ちょっとだけ動かしてみました。ゼロがインフレしている連続的な従属変数に対するモデルということではtobitと同じですが、ゼロかそうではないか(participation)と、ゼロではない場合にどれだけの値をとるか(consumption)の意思決定プロセスが異なっていると想定できるのが利点になっています。

 有限混合分布モデルとも関連していますか。また、解釈を容易にするために、tobitや類似のモデルと同様に予測値も出したほうがよい感じっぽいですね。

 教育の分野ではどうでしょうか。たとえば、習い事や塾にかける教育費を分析するのに適用できるかもしれません。

『ダンケルク』

 

ダンケルク(字幕版)

ダンケルク(字幕版)

 

 

 昨年公開の映画です。機内サービスで観ました。

 第二次世界大戦中における連合軍のダンケルクからの撤退作戦を描いた作品です。戦争映画はこれまでそれほど意識して観てきたわけではないのですが、数え上げてみると、『プライベート・ライアン』、『フルメタル・ジャケット』、『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星条旗』、『戦場のピアニスト』、『ハート・ロッカー』あたりが記憶に残っています。これらを戦争映画の範疇にすべて含めてよいかどうかはわかりませんが(『フルメタル・ジャケット』はどちらかといえば、前半の訓練施設がメインですし)。

 今回は戦争映画だからとか、設定に興味があったというよりは、クリストファー・ノーラン監督の映画というのが観た理由です(ちなみに監督自身の言葉によると、「戦争映画」ではなく、「生存映画(survival film)とのこと)。同監督の作品はSFのイメージが強かったものの、今回は史実に基づいた作品ということで気になっていました。

 登場人物が理不尽に死んでゆくのは戦争映画で頻繁に描かれることですが、本作は撤退作戦ということで、それがいっそう顕著に感じられます。さらに登場人物がこれまでどのように生きてきたかや、家族関係であるとかの背景情報はほとんど描かれておらず、あまり感情移入ができないように敢えてしているようです(これはたとえば実在の人物を主人公にし、家族との交流が出て来る『硫黄島からの手紙』とは対照的です)。そのことによってかえって戦争という事実が淡々と突きつけられるという効果が出ているのではないでしょうか。

 

村上春樹『やがて哀しき外国語』

 

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

 

 

 著者が90年代にプリンストン大学に招かれてアメリカ滞在していた頃の経験を基にして書かれたエッセイです。

 村上春樹の小説を読んでいると、日本の土地や人物に関わる固有名詞が出て来るときでさえ、どこか日本ではないような感覚をしばしば受けることがあります。しかし、本書はノンフィクションということで、否応なしに日本とアメリカ、日本人とアメリカ人の考え方の違いなどの固有性や土着性を著者も当然意識して書いているでしょうし、読者としてもそれらを感じざるをえません。

 90年代のアメリカということで今よりは20年以上も昔であり、また当時の時代状況を反映した記述も多々あると思います(ちょうど湾岸戦争が勃発した頃で、「その当時のアメリカの愛国的かつマッチョな雰囲気はあまり心楽しいものではなかった」など)。しかし、それを超えた普遍的で鋭い考察が随所にあり、唸らされました。

 

 以下、目を引かれた雑多な箇所

  • プリンストン大学の権威主義や独特の文化へのおどろき(ある教授にバド・ドライが好きで飲んでいると言ったら、首を振ってひどく悲しい顔をされた)
  • アメリカでご近所だった経済学の神取先生
  • 妻のことを自己紹介する上で、相手に「期待される回答像」にあわせることの大変さ
  • 日本から留学・研修に来ているエリート官僚への痛烈な批判

 

Brand and Davis(2011) "The Impact of College Education on Fertility: Evidence for Heterogeneous Effects"

Brand, Jennie E. and Dwight Davis. 2011. "The Impact of College Education on Fertility: Evidence for Heterogeneous Effects." Demography 48: 863-87.

 

 大学教育が女性の出産に与える因果効果の異質性に焦点を当てている論文です。いわゆるpositive selection/negative selectionの問題を扱っています。

 大学教育を受けた女性は平均すると出生確率が低くなるものの、より大学に行きやすいグループの人々が実際に大学に行った場合と、より大学に行きにくいグループの人々が実際に大学に行った場合とで、効果の大きさが異なりうると主張されます。社会経済的に不利な人々は大学に進学しづらいものの、実際に進学する場合にはそこから得られる経済的利益への期待が大きくなり、出産による機会費用を大きく見積もるため、大学教育が出産に与える負の効果がより大きいという仮説になっています。

 処置変数は19歳時点で大学1年次を修了しているかどうかと、23歳時点で大学を卒業しているかどうかで、それぞれの傾向スコアを求めています。日本の場合は大学進学者の卒業率が9割近くありますが、中退が多いアメリカの場合には、区別した方がよいのでしょうね。

 傾向スコアを層別にわけて、レベル2の係数の傾きを求めるという方法ですが、層の区切り方を若干注意して読みました。層の数は6つに設定されています。5つあればだいたい十分というのがたしかCochranの論文による主張だったので、共変量の統制という面では問題ないのでしょう。

 閾値については、本論文では(1)[0.0-0.1),(2)[0.1-0.2),(3)[0.2-0.3),(4)[0.3-0.4),(5)[0.4-0.6),(6)[0.6-1.0)という区切り方でした。キリのよい数値で区切られていますが、どの層にも処置群・対照群が一定数ケースとして確保できており、かつ各層内で共変量がバランスできているのが確認できたのでよしという判断でしょうか。

Yamaguchi (2017) "Decomposition Analysis of Segregation"

Yamaguchi, Kazuo. 2017. "Decomposition Analysis of Segregation." Sociological Methodology 47(1): 246-73.

 

 DFL分解の新しい2つの拡張法が提案されています。

 前半の方法は、傾向スコアによる複数のウェイトを用いて異なる反実仮想状況と比較することによって、因果推論の文脈におけるATE,ATT,ATCに相当する推定量を計算できるというものです(ただし、因果効果としてみなすことについては本論文は抑制的)。以前に、Neumark(1998)という論文を読んだ時に、要因分解をする際の基準カテゴリーの取り方は恣意的な問題ではなく、分析上の関心と強く結びつきうることを学んだのを思い出しました。

 後半の方法は、アウトカムの分布が労働供給側の属性にのみ依存しているという仮定を緩和し、アウトカムの分布が需要側によって制約されていることを仮定するというものになっています。これがSUTVAの緩和に関する問題だという指摘には、なるほどと思いました。

 アウトカムの周辺分布を固定するためのウェイトを作るというのがアイディアになっていますが、具体的な計算方法は一読ではよくわかりませんでした。挙げられている関連文献から読まないとちゃんとは理解できなさそうな印象です。

Knight and Brinton (2017) "One Egalitarianism or Several? Two Decades of Gender-Role Attitude Change in Europe"

Knight, Carly R. and Mary C. Brinton. 2017. "One Egalitarianism or Several? Two Decades of Gender-Role Attitude Change in Europe." American Journal of Sociology 122(5): 1485-1532.

 

 潜在クラス分析の頑健性の確認のために、いくつか補足的な分析が行われており勉強になりました。

 

  • 多くの性別役割分業意識の研究は、伝統的/リベラルという一次元で捉え、近代化とともにリベラルな方向へと単線的に変化すると想定してしまっている
  • 性別役割分業意識を多元的なものと捉え、国ごとに異なる変化を明らかにする
  • データはWorld Value SurveyとEuropean Value Survey
  • 性別役割分業意識に関する7つの項目から、潜在クラス分析によって4つの類型を抽出
  • (1)伝統主義(traditionalism):すべての項目において伝統的な女性の役割を支持。一貫して減少傾向にある。
  • (2)リベラル平等主義(liberal egalitarianism):典型的なジェンダー平等主義として描かれる類型に相当する。夫婦はともに家計に貢献すべきという考えや、仕事を持つことが女性が自立する上で最良の手段であるという考えを支持する。主婦であることが賃労働と同じように充実しているという考え方は否定する。
  • (3)平等主義的家族主義(egalitarian familialism):リベラル平等主義と同様に、夫婦はともに家計に貢献すべき、仕事を持つことが女性が自立する上で最良の手段であるという考えを支持する。しかし、家族や子どもを持つことが女性の人生において必要であるという本質主義的な考えを支持するのが特徴。東欧諸国において増加した類型である。
  • (4)柔軟な平等主義(flexible egalitarianism):リベラル平等主義と同様に、男性の労働市場での優先を否定し、また仕事を持つ女性は主婦と同じように子どもとよい関係を保てると考えている。しかし、夫婦はともに家計に貢献すべきという意見への支持は弱く、主婦であることは賃労働と同程度に充実したものでありうるという意見への支持が強い。また、家族や子どもについての女性の人生にとって本質的であるという考えは否定する傾向にある。フィンランドでは90年代にリベラル平等主義が減少し、この類型が増加した。