2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神取道宏『ミクロ経済学の力』

ミクロ経済学の力 作者: 神取道宏 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2014/09/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (13件) を見る 第1部まで読みました。 「一流のものに触れよ」というゲーテの言葉がありますが、やはり第一人者の書いた教科書は勉…

「勉強しろよ してねーのわかんだよ」

『3月のライオン』の第2巻より。離婚直前で、最後のクリスマスを家族と過ごすことになっている安井六段との対局が終わり、相手からふてくされた態度をとられた後のシーンです。 現代将棋は事前の研究が必須の世界になっていると言われており、こうした状況は…

Acker(1973)における母集団の構成比率というロジック

こちらの記事をたまたま目にしました。納得のゆく主張も多いのですが、ひとつ気になったのが、下記のツイートです。 1973年、ジョアン・アッカーがアカデミアにおけるセクシズムを告発した。男性しか調査していないのにあたかもすべての成人に共通する分析で…

Morgan and Winship (2007) Chapter 6 "Identification in the Absence of a Complete Model of Causal Exposure"

Morgan, Stephen L. and Christopher Winship. 2007. Counterfactuals and Causal Inference: Methods and Principles for Social Research. New York: Cambridge University Press. 数年前に1度通読していますが、あらためて読んで勉強することが多いという…

Williamson (1993) "Contested Exchange Versus the Governance of Contractual Relations"

Williamson, Oliver E. 1993. "Contested Exchange Versus the Governance of Contractual Relations." Journal of Economic Perspectives 7:103-8. Samuel BowlesとHerbert Gintisの1993年の論文に対する、Williamsonからのコメントです。完全情報・完全競…