2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

佐藤博樹・佐藤厚編『仕事の社会学―変貌する働き方』

仕事の社会学―変貌する働き方 (有斐閣ブックス)作者: 佐藤博樹,佐藤厚出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (6件) を見る 基本的な知識の重要性を認識させられる本。ただ、非典型雇用につい…

矢野眞和『試験の時代の終焉―選抜社会から育成社会へ』

試験の時代の終焉―選抜社会から育成社会へ作者: 矢野真和出版社/メーカー: 有信堂高文社発売日: 1991/04メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る教育経済学、特に人的資本理論を下敷きに選抜、およびそれに対する人々の認識を問題…

プリンスホテルに3億円賠償命令=日教組側請求、全額認容−会場使用拒否・東京地裁

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009072800605 会場使用を拒まれ教育研究全国集会を開けなかったとして、日教組がプリンスホテルと同社社長らを相手に約3億円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、ホテル側に請求全額の支払いと新…

大村はま『教えるということ』

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)作者: 大村はま出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/06メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 56回この商品を含むブログ (33件) を見る著者が一貫して強調しているのは、職業人・専門職としての教師のあり方。優しく…

郷田マモラ『サマヨイザクラ―裁判員制度の光と闇』

サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (アクションコミックス)作者: 郷田マモラ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/10/28メディア: コミック クリック: 19回この商品を含むブログ (34件) を見るサマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 下 (2) (アクションコミッ…

太田聰一,橘木俊詔『労働経済学入門』

労働経済学入門作者: 太田聡一,橘木俊詔出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2004/10メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (7件) を見る小池和男『仕事の経済学』がなかなか読み進まないので、代わりにこちらを。有斐閣の教科書・入門書は読みや…

『バオバブの記憶』

http://baobab.polepoletimes.jp/#/日曜日に明治学院大学での試写会で観てきた。セネガルのとある村の話。村の人々の生活が、その支えとなっているバオバブの樹との関わりの中で描かれている。よくも悪くも「退屈な」映画という印象を持った。村人たちのまっ…

村上春樹『1Q84 BOOK2』

1Q84 BOOK 2作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 432回この商品を含むブログ (946件) を見るようやっと読了。上下巻ではなく、「BOOK1」・「BOOK2」となっていること、またかなりオープンな終わり…

2009年7月19日

ここしばらく慢性的に眠い…。心地よい感じの眠気ではなくて気だるさが伴っていて、睡眠リズムも崩れてきている。たくさんやることはあるのに、頭がちっとも働かない!

長谷部恭男『憲法とは何か』

憲法とは何か (岩波新書)作者: 長谷部恭男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (99件) を見る立憲主義と民主主義、それと2006年に出版されたことからか憲法改正の手続きについてが主な…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

http://www.evangelion.co.jp/シネセゾン渋谷にて。公開から2週間だが、日曜だったからか満席で立ち見が出るほどだった。 首都圏の公開劇場数が少ないと聞いていたが、やはりそうなのかもと思った。書きたいことは色々とあるのだが、とりあえず「今日の日は…

『精神』

http://www.laboratoryx.us/mentaljp/index.phpシアター・イメージフォーラムにて。想田和弘監督の作品のドキュメンタリー映画。非常に高い評価を得ているようで気になっていた。岡山県にある外来の精神科診療所を題材としたもの。通常のドキュメンタリー番…

M.グラノヴェター『転職―ネットワークとキャリアの研究』

転職―ネットワークとキャリアの研究 (MINERVA社会学叢書)作者: M グラノヴェター,Mark Granovetter,渡辺深出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 1998/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (8件) を見る 本書の中心的テーマは…

東京大学社会科学研究所 第4回雇用システムワークショップ

http://das.iss.u-tokyo.ac.jp/future/koyou.html ○第4回 雇用システムワークショップ日時: 7月9日(木)13:00〜17:30テーマ1:「なぜ有期契約なのか?:安定雇用への道筋」報告者:佐藤博樹(東京大学社会科学研究所)テーマ2:「現場からみた雇用シス…

苅谷剛彦『教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか』

教育と平等―大衆教育社会はいかに生成したか (中公新書)作者: 苅谷剛彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/06メディア: 新書購入: 12人 クリック: 105回この商品を含むブログ (38件) を見る義務教育費配分のメカニズムと、日本的な平等主義の関連に…

松本仁一『アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々』

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)作者: 松本仁一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/20メディア: 新書購入: 25人 クリック: 149回この商品を含むブログ (77件) を見るジンバブエと南アを中心に、今のアフリカの抱える問題を広範に…

『降りてゆく生き方』

http://www.nippon-p.org/mov.html 立教大学池袋キャンパスでの鑑賞会に行って来た。 団塊の世代の主人公が、限界集落の人々との交流を通じて、経済成長と物質的な豊かさを求める「昇ってゆく生き方」ではなく、「降りてゆく生き方」について考えてゆく、と…

よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』

登場人物が悉く暗い過去を持ち過ぎであるよ。主人公・橘の過去は設定としてそんなに重要だったのかなあ、と思った。最後も曖昧な感じで終わらせてしまっているし。対して、人間関係の描き方は他の作品と同様に秀逸だった。

有馬明恵『内容分析の方法』

内容分析の方法作者: 有馬明恵出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 必要になると思って買ったけれど、使わなさそう。ただ、社会心理学の理論の部分は参考になった。10…

『ミルク』

http://milk-movie.jp/enter.htmlシネカノン有楽町2丁目にて。有楽町での上映最終日だったが、全然混んでいなかった。ドキュメンタリー映画の『ハーヴェイ・ミルク』よりも、個人的な人間関係が仔細に描かれていた。一方、ミルクが実は気難しい人間だったと…