『セックスと嘘とビデオテープ』

スティーブン・ソダーバーグ監督の1989年の映画。史上最年少の26歳でパルム・ドールを受賞した作品だそうだ。

主要な登場人物が全員、「嘘」が関わることで広い意味で病的で、ビデオテープの存在がそれぞれを変容させてゆく。

自らがビデオテープの録画を回すことで癒されていたグレアムが、逆に自分自身が撮られてしまうという、構図の逆転がポイントなのだろうと思った。