落合尚之『罪と罰―A falsified romance』(9),(10)

罪と罰(9) (アクションコミックス)

罪と罰(9) (アクションコミックス)

罪と罰(10) (アクションコミックス)

罪と罰(10) (アクションコミックス)


ラストまで。


原作でラスコーリニコフがセンナヤ広場で大地に口づけて懺悔するシーンは、ああこういう風に描写するのかと思った。
重要なシーンをしっかり押さえつつ、現代日本で違和感がないように見事に漫画化されていた。勢いも最後まで失われず、すばらしい。
主人公と検事の対決シーンは、原作小説の方が緊迫感があったかな。でも、主人公の「再生」を描くラストはこの漫画の方がよく描けていたように思う。


ところで、高良健吾水川あさみ主演で連ドラ化されるもよう。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/tsumitobatsu/


水川あさみのインタビューがジャパンタイムズに載っていた。
http://www.japantimes.co.jp/text/fd20120420r1.html