『モダン・タイムス』

モダン・タイムス [DVD]

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チャップリンが巨大な歯車に巻き込まれるあれ。

近代化が進み、人間が工場の歯車のようになってゆく中で、人間の尊厳を追求しようというようなことがテーマ。

のはずなのだが、チャップリンの滑稽さばかりに目がついた。ついつい声を出して笑ってしまった。

職に就いてはめちゃくちゃな行動をするチャップリンに対して、お前ちゃんと働けよ、とか心の中で思ってしまうわけだが、制作の意図としては、チャップリンのような人間がいてもいいじゃないか、ということが言いたいのだろうなあ。


ヴェーバーの言う、「精神なき専門人、心情なき享楽人」という言葉を思い浮かべた。