政府の大きさと社会保障制度―国民の受益・負担からみた分析と提言
- 作者: 橘木俊詔
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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ライフサイクル一般均衡モデルを用いたシミュレーションがいっぱい。難しくて細部はさっぱり。
橘木先生がたびたび主張している、年金は税による最低保障年金と民間による所得比例年金に分けるべし、ということの論拠が示されているということはまあ理解した。
ところで、
経済の専門家として,私たちの研究でわかったことを国民に啓蒙していく必要性あることも事実である.
(p.227)
という表現が何と言うか経済学者的というか。社会学者は啓蒙という言葉にはもっと慎重だよなあ。