アマルティア・セン『貧困の克服―アジア発展の鍵は何か』

貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)

貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)

ノーベル賞経済学者のアマルティア・センが行った講演をまとめたもの。
大学1年か2年の時に買って、途中まで読んで積ん読状態(というか段ボール状態)になっていたが、途上国の教育について論ずる問題があったので、読み直し。

どの章でも民主主義の普遍的価値が主張されているわけだが、この著者が民主主義の意図せざる結果(例えば、当時世界で最も民主的とされていたワイマール体制で、合法的にナチス政権が誕生したこと)についてどのように考えていたのか、機会があったら勉強したい。