アリストテレス『ニコマコス倫理学』(上)

ニコマコス倫理学〈上〉 (岩波文庫)

ニコマコス倫理学〈上〉 (岩波文庫)

あらゆる人間は何らかの善を希求し、その中でも最高善(無条件的に究極的な目的)を幸福であるとし、幸福とは究極的な卓越性(アレテー)に即した魂の活動であるという。


はじめに善・幸福・徳などの概念をあいまいに定義し、徐々に精緻化させてゆくという論法である。