岡田暁生『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏』

西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書)

高校時代に特殊な音楽の授業を受けたせいで、クラシック音楽というとバロックに馴染みを感じるのだが、一般的にはやはり古典派・ロマン派の方なのだということに気づく。


音楽が(数学的な)世界の秩序を表すもの、すなわち必ずしも「演奏できる必要はないもの」から、芸術・娯楽へと変容していった過程の話などが面白かった。