【安村教授】社会理論の歩み|パーソンズの社会学とAGIL理論について考察


教科書的な内容を教えるマス講義は、教えるのが上手な教員の講義を録画して、毎年使い回せばよいと思うのである。

そうすれば教員は研究やゼミ・実習に専念できるし、学生は大学に来ずとも好きな時間に勉強できる。しかも動画だと巻き戻したり再生速度上げたりできるし。質問はメールかTAで対応すればよい。

というか通信制の大学だとこのようになっているのかな。


そう言えば、Y先生は通信制の割合が今後増え、また(現行のような半期で授業料がいくらという形態ではなく)講義の単位あたりで授業料を払う、すなわち講義をパッケージで売るという形態が増えてくるのではないかと仰っていた。

18歳人口が減少してゆく中で大学が生き残るためには、働いている壮年世代や、退職した世代を取り込まなければならない。そうした人々のニーズに通信制は適合する。
また、もし講義の単位あたりで授業料を払う形態が主流になってくれば、人気のある教員が客観的に分かるため、教員の教育活動を今よりも評価することが可能になるのではないかと思われる。現在の日本の大学の仕組みでは、教員の研究活動は業績で測れるが、教育活動を評価することができない。