2012衆院選の結果はこちら。
比例代表の得票数は前回と比べて、自民党は16,624,457→17,564,292と増えていました(割合も27.62%→33.08%と増加)。一方、民主党も9,628,653→9,744,306と微増しました(割合も16.00%→18.35%と増加)。全体の得票数は減る中、前回は維新の会やみんなの党などの第三極に入れていた有権者が、自民党・一部は民主党へ投票したという感じでしょうか。
全体に占める自公の得票数割合も、39.4%→46.8%と増加しています。しかし、過半数に満たないにもかかわらずこれだけ大勝できるというところに、よくも悪くも小選挙区制の特徴が表れていると言えるのでしょう。定期的な政権交代が起こる二大政党を生み出せるというところに、小選挙区制のよいところがあるとすれば、まだそのよさが日本では定着したとは言えないのかもしれません。
ちなみに、公明党の得票数は7,116,474→7,274,689と微増、割合は11.83%→13.70%、比例の獲得議席数は22→26への増加でした。投票率が低い際には、安定した支持基盤のある政党が強いということが見て取れます。絶対数と割合の両方に注目すると違ったことも見えてきて、興味深いですね。