■ - おいしい批評生活

1993年に米軍において導入された、同性愛者であることを聞いたり自ら表明したりすることを禁じる、"don't ask, don't tell" policyの廃案が可決されたらしい。一時期は成立がかなり絶望的だったようだけれども、共和党の中からも賛成者が出たとのこと。

これは連邦裁判所でも違憲かどうかが争われていた問題だった。同性婚なども含めて、sexual orientationの自由に関するアメリカのリベラル派と保守派の対立は深い。

そうした大きな問題であるわけだが、その廃案は公約に掲げ、かつちゃんと実現させたオバマ大統領はすごい。

ところで、米軍の軍事力は約142.9万人（http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/data.html）。
そしてこの17年間で"don't ask, don't tell" policyによって、発覚した分だけで13,000人の同性愛者が除隊させられたという。

アメリカよりもはるかに公的な場で同性愛であることをカミングアウトすることがタブーになっている日本から見れば、それだけ発覚したというのがすごい数字だ。

労働経済学における置換効果の典型的な例であった。

中国のアミューズメントパーク経営者「デザインはオリジナルである。」ｷﾘｯ