「ハウス・オブ・グッチ」

 

 

  • チネ・ラヴィータで観てきました。映画館で映画を観たのは、1年半前くらいに「なぜ君は総理大臣になれないのか」以来でした。
  • ファッションブランドとして有名なグッチの一族における権力争いを描いたもので、実話に基づいた映画です。『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコットが監督で、レディー・ガガが主演です。同じく主演のアダム・ドライバースター・ウォーズで有名とのことですが、私は詳しくないので知りませんでした。
  • 上映時間が158分と短くはないのですが、描かれている情報の量が多く、ところどころ展開が急な印象を受けました。パトリツィアが野心を抱き、占い師にハマるようになったあたりのきっかけがもう少しあってもよかったのではないかと思います。
  • 午前中に3回目のワクチン接種をしたせいか、映画の後半はちょっと体がだるくて集中力が落ちていました。しかし史実がとにかく強烈なので、全体として退屈することはなかったです。特にファッションショーのシーンは、圧巻でした。
  • 80~90年代のイタリア・アメリカが舞台ということで、トスカーナ地方の牧歌的なシーンなどもよかったです。みんな人前で遠慮なくタバコを吸っているのは、隔世の感があります。日本のバブリーな雰囲気も現れていました。
  • 実際にはどうだったのかわかりませんが、マウリツィオが家族愛に揺れて躊躇するといった描き方ではく、非常にドライな対応を見せたところも印象的です。
  • エンドロールで、"covid facilitator"みたいなスタッフの表示があったのですが、大量の人が出てくるシーンもあるので、コロナ禍での撮影は大変だったようです。