Evernoteのintitle演算子についての不満

 

 Evernoteには検索を便利にするための演算子が設けられていて、そのうちの「intitle:」をよく使っています。指定したキーワードがタイトルに含まれているノートを絞り込んで表示してくれるというものです。たとえば、「intitle:シラバス」と入力すると、「シラバス」がタイトルに含まれたノートを一覧で見ることができます。

 一番よく使う場面は保存している論文を探すときで、特定の著者の論文や、部分的にタイトルを覚えている論文を探すのに重宝しています。また仕事以外でも、保存している料理レシピから、特定の種類の料理を探す際などにも役に立つことがあります。

 ただし、この機能の注意すべき点として、ノートのタイトルが「アルファベット+数字」のような形になっていると、これらを区別せずに一つの単語として認識するために、検索したいノートが見つからないことがあります。

 たとえば、ノートのタイトルを「PISA2003」のようにしていると、「intitle:PISA」とした際に、このノートが表示されません。これを避けるためには、「intitle:PISA*」のようにワイルドカード記号を使用して検索するか、あるいはあらかじめノートのタイトルを「PISA 2003」のようにしてアルファベットと数字の間に半角スペースを入れておくなどの方法を取る必要があります。 完全一致させて検索したいという場面はそれほど多くないので、この仕様は若干不便に感じることがあります。

 なお、「全角文字+数字」の場合には同様の問題は起きず、たとえば「就業構造基本調査2017」というタイトルのノートがあったとして、「intitle:就業構造基本調査」と入力すれば、このノートは表示されます。