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マクロデータを扱っていると、G先生の授業に出ていた時のことをしばしば思い出します。
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G先生の授業スタイルとして、「今日本に失業者って何人いるの?」、「失業者と無業者の違いは?」、「毎月勤労統計調査と労働力調査が示す労働時間は同じ?」といったことを学生にガンガン質問してくるのですね。公的統計を見る上で、定義を確認することや、比率だけではなく絶対数にも注目する重要性を学びました。G先生の初めの単著も、中高年男性の失業者が絶対数としてそれほど多くないことに気づき、若年雇用の問題に焦点を当てることになったというエピソードも紹介されていました。
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G先生自身はデータへの習熟に関しては意識して取り組まれてきたそうで、「数学では周りの院生に絶対に敵わないと思ったから、データに徹底的に強くなろうと思った」ということでした。院生時代は暇さえあれば、就業構造基本調査の集計表を眺めていたということで、e-Statで確認できるようになった今でも、図書館に潜って紙の集計表を見るべきだともおっしゃられていました。