橘玲(2018)『朝日ぎらい――よりよい世界のためのリベラル進化論』

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書) 作者: 橘玲 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/06/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る これから述べるように、世界でも日本でもひとびとの価値観は確実にリベラルになってい…

Andersen and van de Werfhorst(2010)教育と職業のマッチングにおける技能の透明性と労働市場のコーディネーションの役割

Andersen, Robert and Herman G. van de Werfhorst. 2010. "Education and Occupational Status in 14 Countries: The Role of Educational Institutions and Labour Market Coordination." British Journal of Sociology 61(2): 336-55. 強固な職業教育を要…

Miller and Rosenbaum(1997)ホッブズ的な世界における雇用主の情報利用と採用行動

Miller, Shazia Rafiullah and James E. Rosenbaum 1997. "Hiring in a Hobbesian World: Social Infrastructure and Employers’ Use of Information." Work and Occupations 24(4): 498-523. Rosenbaum(2001)の一部の章にもなっている研究ですね。 われわ…

Weiss(1995)人的資本モデル・選別モデルの共通点と相違点

Weiss, Andrew. 1995. "Human Capital vs. Signalling Explanations of Wages." Journal of Economic Perspectives 9(4): 133-154. この論文における「選別」(sorting)とは、シグナリングとスクリーニングの両者を含んだもの。 人的資本による解釈と選別に…

Bills(2003)社会学者と労働経済学者の持つ異なる世界観

Bills, David B. 2003. "Credentials, Signals, and Screens: Examining the Relationship between Schooling and Job Assignment." Review of Educational Research 73: 441-469. 学校教育がどのように仕事の配置と関連しているかというテーマには、多くの…

Baumeister and Tierney (2011) Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength

Baumeister, Roy and John Tierney. 2011. Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength. Penguin Books. Willpower: Rediscovering Our Greatest Strength 作者: Roy F. Baumeister,John Tierney 出版社/メーカー: Penguin 発売日: 2012/09/06 メ…

大塚(1955/2000)経済史における諸概念・諸理論の性質について

大塚久雄,1955/2000,『共同体の基礎理論』岩波書店. ところで、具体的な論述に入るに先立ち、この講義の性質について一言注意を促しておくことにしたい。この講義では、いまも述べたように、経済史の研究および叙述に必要な基礎的諸概念および理論の概要…

Killewald and Bearak(2014)母親の賃金ペナルティに対する分位点回帰の使用について

Killewald, Alexsandra and Jonathan Bearak. 2014. "Is the Motherhood Penalty Larger for Low-Wage Women? A Comment on Quantile Regression." American Socoilogical Review 79: 350-7. 共変量を含むモデルでは、条件付き分位点回帰(CQR)は、条件付き…

Holliday(2000)福祉資本主義世界における4つ目の基準

Holliday, Ian. 2000. "Productivist Welfare Capitalism: Social Policy in East Asia." Political Studies 48: 706-23. ここで展開される議論は、Esping-Andersenが用いている3つの基準にくわえ、4つ目の基準が必要だというものである。さらにこのことによ…

Bourgeois(1981)による組織スラックの定義

Bourgeois, L. J. III. "On the Measurement of Organizational Slack." Academy of Management Review 6(1): 29-39. Cybert and March(1963)による元の定義: 組織にとって利用可能な資源と、組織の一体性(coalition)を維持するために要求される支払い…

Cal Newport (2019) Digital Minimalism: Choosing a Focused Life in a Noisy World

Digital Minimalism: Choosing a Focused Life in a Noisy World (English Edition) 作者: Cal Newport 出版社/メーカー: Portfolio 発売日: 2019/02/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 先日読んだDeep Workが面白かったので、こちらも。本…

草薙龍瞬(2015)『反応しない練習――あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 作者: 草薙龍瞬 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版 発売日: 2015/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 著者は特定の宗派に属さない独立した僧侶とのことで…

水瀬ケンイチ(2017)『お金は寝かせて増やしなさい』

お金は寝かせて増やしなさい 作者: 水瀬ケンイチ 出版社/メーカー: フォレスト出版 発売日: 2017/12/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 投資信託の一種であるインデックス投資に関する本です。自分にとっては疎い分野で、日経…

Cal Newport (2016) "Deep Work: Rules for Focused Success in a Distracted World"

Deep Work: Rules for Focused Success in a Distracted World 作者: Cal Newport 出版社/メーカー: Grand Central Publishing 発売日: 2016/01/05 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 邦訳も出ているようですが、原著で読んでみました。…

古川武士(2013)『「やめる」習慣』

「やめる」習慣 作者: 古川武士 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2013/12/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 自分の時間の使い方を振り返ると、やらなくてもよいことに非常に多くの時間を割いてきているわけですね。「あのこ…

Lareau (2012) "Using the Terms Hypothesis and Variable for Qualitative Work: A Critical Reflection"

Lareau, Annette. 2012. "Using the Terms Hypothesis and Variable for Qualitative Work: A Critical Reflection." Journal of Marriage and Family 74(4): 671-77. Goertz & Mahoneyと同様に、Lareauも定量的・定性的研究という「2つの文化」の存在を支持…

GeChic On-Lap 1305H モバイル液晶モニター

GeChic On-Lap 1305H 13インチ フルHD モバイル液晶モニタ 縦置き可能 薄型軽量(本体重量685g, 最薄部7mm) 出版社/メーカー: GeChic Corporation 発売日: 2017/11/16 メディア: Personal Computers この商品を含むブログを見る デュアルディスプレイ用に買い…

松井孝嘉(2018)『スマホ首病が日本を滅ぼす――首を治せば生まれ変われる』

スマホ首病が日本を滅ぼす - 首を治せば生まれ変われる - (ワニブックスPLUS新書) 作者: 松井孝嘉 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2018/03/08 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 原因不明の心身不調である不定愁訴の少なからずが、首のこり…

想田和弘(2011)『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』

なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか (講談社現代新書) 作者: 想田和弘 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/07/15 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (21件) を見る 一時期、渋谷のミニシアターによく通っている時期があり、…

2019年4月のランニング記録

2019年4月のランニング集計結果 走った日数は16日、総距離は115.61kmでした。 2週目が、花粉症で弱ったところに風邪にやられてしまったようで、まったく走れなかったのが残念な結果です。その他にも、遅く帰った日など、ちょくちょくサボってしまったのが反…

君塚直隆(2019)『ヨーロッパ近代史』

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書) 作者: 君塚直隆 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2019/01/08 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 著者の先生はイギリスの政治外交史が専門ということですが、ルネサンスから第一次世界大戦までのヨーロッパの歴史…

UNESCOの「総就学率」と「純就学率」

論文を読んでいて、韓国の2010年の高等教育就学率が100%を超えていて、「?」となりました。なんとなく、兵役を終えて入学してくる人々の影響なのかなとは思ったのですが、定義と計算方法を確認してみました。 当該の数値は、UNESCOの「総就学率」(gross en…

岩波明(2017)『発達障害』

発達障害 (文春新書) 作者: 岩波 明 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/03/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 誤解の多い「発達障害」という概念に関して、豊富な事例とともに一般向けにわかりやすく紹介されています。 軽症の場合や…

Gelman and Imbens (2013) "Why ask Why? Forward Causal Inference and Reverse Causal Questions"

Gelman, Andrew and Guido Imbens. 2013. "Why ask Why? Forward Causal Inference and Reverse Causal Questions." NBER Working Paper No. 19614. Gelman(2011)による、「前向き」、「後ろ向き」の因果推論という用語に関して、より掘り下げた論文です。…

井上達夫・小林よしのり(2016)『ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決』

ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決 作者: 井上達夫,小林よしのり 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2016/11/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 共通しているのは、ディベートは参加者それぞれがライバルに勝つことを自己目的…

ケネス・ルオフ(2019)『天皇と日本人――ハーバード大学講義でみる「平成」と改元』

天皇と日本人 ハーバード大学講義でみる「平成」と改元 (朝日新書) 作者: ケネス・ルオフ,木村剛久 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2019/01/11 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 2018年9月のハーバード大学での講義(1~4章)、2018年5月…

2019年3月のランニング記録

2019年3月のランニング記録 3月7日から計測を開始して、月末までに16回走りました。合計は117.62kmでした。 花粉症がひどくて、走りたくても走れない日があったのが残念でしたが、おおむね満足できる結果です。 音楽を聴きながらだと退屈せずにすむので、も…

ローストポーク

レシピはこちら。近くのスーパーでロースのかたまりが割と安く買えるので、試してみました。 一時期、豚バラでベーコンをよく作っていたのですが、オーブンを使わないで鍋に放置でよい今回のレシピのほうが気楽と言えるかもしれません。 玉ねぎはみじん切り…

松本俊彦(2018)『薬物依存症』

薬物依存症 (ちくま新書) 作者: 松本俊彦 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/09/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 主に前半では薬物の種類、日本の法制・薬物乱用の実態、依存性治療の失敗の歴史、薬物依存症・依存者に対する先入…

竹内洋(2005)『丸山眞男の時代――大学・知識人・ジャーナリズム』

丸山眞男の時代―大学・知識人・ジャーナリズム (中公新書) 作者: 竹内洋 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2005/11/01 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (100件) を見る 以前に購入して積ん読状態だったものを消化しまし…